下を向く時間が長かったり、枕が高いなどで
首を前に倒すことが多いと本来カーブを描いているはずの首の骨（頚椎）が真っすぐになってしまうストレートネックになりやすくなります。

すると首自体の負担はもちろんですが、首を補おうとして首の付け根や背中・肩の負担が増えます。それが首や肩の凝りや痛みとして出やすくなるので揉んでもよくなりにくい傾向があります。

なので首が前に出てしまう機会を減らして首を後ろに倒すストレッチなどを取り入れていく必要があります。

肩甲骨は首や肩と筋肉で繋がっているので、肩甲骨の動きが悪いと必要以上に首や肩に負担がかかります。
肩が前に出ていたり、逆に後ろに引きすぎていることが多いので注意です。
日頃から肩甲骨を動かすようにしていく必要があります。

猫背で背中がかたいと首や肩が前に出るので首肩の症状に繋がります。
逆に背中の反らしすぎにも注意です。一見よさそうに見えるのですが、背中への負担が大きく首や肩への負担もかかりやすくなります。
背中を反らすストレッチや逆に丸くなるストレッチをしていく必要があります。

首や肩とは関係なさそうに思いますが、特に座っているときは股関節が大きく曲がっている状態なので影響が現れます。
股関節がかたいと股関節が曲がらない分を腰が補わないといけないので腰が曲がります。腰が曲がるとその分、背中や首肩への負担が増えます。
股関節を曲げるストレッチをしていく必要があります。

日頃からこれらの柔軟性をつけるためにストレッチなどをした方が良いですが、そもそも筋肉が固まっていたり体の調子が良くない時には難しいかもしれません。ある程度、首や肩回りの柔軟性や体の調子を整えてから日常の中で取り入れてもらうのが良いと思います。

施術の中では「今のお体はこうでこういう負担がかかっています」という風にお伝えして、日頃の対策をしてもらえると症状軽減につながります。

このように鍼灸で首肩の筋肉のかたさを取りつつ、首肩にかかる負担を減らしていくことで症状の出にくい体を目指します。

1回やればもう大丈夫というものではないので最低数回はおこなっていく必要があります。

どうしても負担が大きくなってしまう場合は定期的なメンテナンスをおすすめします。

つらい首肩の症状でお悩みの方はご相談ください。